便利屋業務の定番といえば雑草処分などの草刈り作業です。
自宅の庭や所有する空き地など、草刈りを便利屋に依頼するケースは多いものです。
依頼をいただき草刈機を使用する際、資格がなくても罰則の対象にはなりません。
実は、草刈機の資格取得は任意です、しかし安全に扱う知識がなければ事故やトラブルにつながります。
そこでは今回は、便利屋を営む上で草刈りの資格の詳細について把握していきましょう。草刈りの資格取得の大切さや取得方法、草刈り作業の平均単価も解説していきます。
これから便利屋で草刈り作業をする際の参考にお役立てください。
便利屋に刈払機資格がなくても罰則ならない!しかし注意点がある
便利屋が刈払機の資格を持っていなくても罰則の対象にはなりません。しかしながら、刈払機を安全に扱うためには、厚生労働省から特別教育を実施するように通達がされています。
刈払機の資格は、事故を防止する目的もありますが、取扱者に対する振動障害の防止にも役立ちます。また、刈払機取扱作業者を修了していないと、万が一国や地方公共団体から依頼があっても仕事は請け負えません。
そのため、今回の刈払機取扱作業者安全衛生教育とは、刈払機の危険性や安全に取り扱う方法を学ぶため、事故を未然に防ぐ非常に重要な資格です。
刈払機取扱作業者の取得方法は?
「便利屋にとって資格の必要性はわかったけれど、仕事をしながら取りにいけるのか?」と思った方も多いと思います。実は、資格取得は座学が5時間と実技が1時間で取得可能です。資格取得のカリキュラムは以下となります。
・刈払機の知識:1時間
・刈払機作業にまつわる知識:1時間
・刈払機の点検および整備の知識:0.5時間
・振動障害および予防知識:2時間
・関係法令:0.5時間
【実技:1時間】
・刈払機の操作や作業:1時間
資格証は、上記のカリキュラム修了後に渡されます。取得する際、試験はありませんので合計6時間の講義で取得可能です。
刈払機取扱者の取得方法
刈払機取扱者の取得方法は主に3種類となります。
個人開業の便利屋が取得するならば、講習会に参加する方法かWebでの受講となるでしょう。出張講習は企業が講師を招き、会議室などで受講する方法です。大人数の社員を抱える企業が行う方法のため、一般的に個人開業する方は対象外となります。
以下では、便利屋に関係する2つの取得方法について解説します。
スケジュールの調整が効かない方は、受講が難しい可能性があるでしょう。
・作業前安全確認
・刈払機の使用方法等
・その他業務内容に沿った実習
草刈りの資格については以下のコミュニティもご活用ください。
便利屋は草刈り仕事が多いので資格取得がおすすめ
今回は、便利屋に草刈りの資格取得は必要なのかといったことを解説しました。
草刈りに資格がなくても罰則はありませんが、国では取得を推奨しているため、時間がある時に取得しておくことをおすすめします。
刈払機取扱作業者は、正しい機械操作ができたり事故を未然に防いだり、振動障害の予防に役立ったりなど、草刈り作業をする上で非常に大切なことが学べます。また、資格の有無で仕事の幅も広がる可能性があるでしょう。便利屋で草刈り作業を行う予定がある方は、ぜひ刈払機取扱作業者の資格取得をおすすめします。