便利屋が行う草刈り業務の平均単価は?
便利屋が行う草刈り作業の平均単価は一般家庭の庭の広さで7,000円〜となります。作業単価は主に以下の要因で決まります。
・雑草の伸び具合
・作業時間
長期間放置した敷地は雑草も高く成長しているため、雑草の高さで費用が決まることもあります。
そのほか、交通費や機械の使用料、雑草の処分費用などを加算するケースもあります。
いずれにしても、便利屋の仕事としては比較的よくある仕事のため、慣れてくれば割の良い仕事になるでしょう。
【安定収入を得る】草刈り作業と一緒に提案できる仕事
草刈り作業は、庭で行ったり駐車場や空き家で作業したりとさまざまな場所で行います。そのため、場所によっては草刈りと一緒にそのほかの作業も提案可能です。
そこでここからは、草刈り作業と一緒に提案できるおすすめ業務を紹介します。
草むしり作業
草むしり作業とは、雑草を手作業で引き抜くことを指します。草むしりは手作業ではありますが仕上がりがキレイで雑草が生えにくい状態になります。その分、作業単価は高めになります。
お客様の要望によって、「根本もなくてキレイにしてほしい」となることもあるので、その場合は草むしりの提案がおすすめです。
便利屋が行う草刈り業務は重要な仕事
草刈りはよくある依頼です。よくあるケースとして、別案件で伺った住宅の庭が雑草で生い茂っていることに気づくこともあります。
実は、草刈り業務はお客様の防犯に役立ったり、衛生面を改善したりと非常に重要な仕事です。そのため、雑草が生い茂っている住宅にお邪魔した際は、草刈り作業の提案をおすすめします。
ここからは、草刈り作業の重要性について詳しく解説します。お客様に提案する際のヒントとしてお役立てください。
雑草は生い茂っていると人目がつかなくなるので、敷地内に不法投棄されることがあります。一度不法投棄をされると、連鎖的に起こる可能性があるので注意が必要です。
また、不法投棄が原因でゴミが増えると放火が発生したり、悪臭を放ったりします。そのため、草刈りは防犯や衛生面でも重要です。
雑草が伸びきっている場所は害虫の住処になります。虫やネズミなどが住み着くと住宅や周辺に悪影響を及ぼし、別途害虫駆除も必要になるでしょう。費用を抑えるためにも早急な草刈りが必要です。
雑草を放置していると次第に雑木が発生するケースがあります。雑木の発生源は主に鳥のフンに含まれる木の種であり、敷地内で発芽することで、雑草の背丈より高い木が敷地内をおおいつくすでしょう。
雑木は生命力が強いため、一度成長すると周囲に広がり、結果的に草刈りに手間がかかります。草刈りと一緒に伐採作業も必要になるため、早めの対処が必要です。
お客様への提案に使える!草刈り作業の質をあげるポイント
草刈りは便利屋の大切な仕事でもあります。そのため、一度草刈りをしたら終わりではなく、さまざまな工夫も可能です。草刈りのポイントを知っておくとお客様にプラスアルファの提案ができます。
ここからは、お客様の提案に使える、草刈りのポイントについて解説していきます。
草刈りは雑草が伸びやすい夏に依頼が多いですが、11月や12月といった冬の時期も草刈りすることもおすすめします。
夏は日照時間が長く気温の上昇に伴い、少しでも放置すると雑草はすぐに伸びてきます。そこで一回綺麗に草刈りしておくことがおすすめです。
さらに冬になると、今度は枯れ草が増えるので、そこでもう一回草刈りをすると春まできれいな状態を保てます。
伸びきった雑草を処理して終わりではなく、綺麗な状態を保つために夏と冬の草刈りを提案してみましょう。
「草刈りを何度も依頼するのは大変」と思っているお客様には、雑草の成長を防ぐ防草シートの施工もおすすめです。
とくに草刈りする範囲が広い敷地においては、除草剤の散布は手間がかかりますし、コンクリートを敷き詰めるとコストがかかる上、隙間から雑草が生えてくることがあります。
防草シートであれば草刈り直後に施工ができて、質の良い防草シートは5年〜10年の効果をもたらします。草刈りの手間をなるべく減らしたいと考えているお客様におすすめです。
草刈り作業を行う際は、飛散防止ネットの使用もおすすめです。
刈払機で地面スレスレの雑草を処理していると、刃に当たった小石などが周囲に飛散する恐れがあります。通行人に当たるとケガをしたり、車に当たると傷がついたりします。
現在では小石の飛散を防ぐ刈払機があったり、飛散を防ぐ処理の仕方がネット上にあったりしますが、飛散防止ネットを使用することでお客様は安心して作業を任せられるでしょう。
草刈り情報については以下のコミュニティもご活用ください。
草刈り業務を行う際は刈払機を使用します。そのため、「資格が必要なのでは?」と思った方も多いででしょう。
実際に資格がなくても作業は可能で罰則もとくにありません。しかし、刈払機は適切に扱わないと事故が起きたり振動症といった障害をもたらしたりします。
また、刈払機取扱作業者を修了していないと、国や自治体からの仕事も受けられないデメリットもあるので、大きな案件がきても作業はできません。
取得には6時間の講義のみで試験もありません。資格を持っていると仕事の幅が広がり事故防止に役立つのでぜひ、取得しておくことをおすすめします。
刈払機取扱作業者の詳細については以下もご覧ください。
草刈り作業をしっかりこなし収入につなげよう
今回は便利屋としてよく依頼がされる草刈り作業について解説しました。草刈りといっても、雑草が生い茂る場所をキレイにすることは、お客様からすると非常に助かる仕事です。
また、草刈りを行う周辺にはたくさんの困りごとが隠れています。そこを便利屋がプロの目線から気がつき改善することで、お客様から喜ばれるでしょう。
草刈り作業を丁寧に行うのは大前提です。ただ、お客様の暮らしをサポートするのが便利屋の仕事であるため、草刈り作業を行う際は広い視点で作業することが大切です。