便利屋に資格は必要ない?未経験から始める準備や持っておくと有利な資格も紹介

資格不要 便利屋のはじめ方
・資格がなくても便利屋はできるの?
・資格が必要になったら何から取得ればいい?
・便利屋のおすすめの資格は?
便利屋として働くことに興味があるけれど、資格がなくても大丈夫なのか?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「資格がなければ不利になるのか」それとも「資格なしでも問題なく働けるのか」と悩んでしまい一歩が踏み出せないこともあるでしょう。
今回は、便利屋は資格がなくても働けるのかといった疑問と、さらには、持っておくと安心な資格やスキルについても解説します。
便利屋を仕事にしたい方にとって今回の内容を読むことで、自信を持ってスタートを切れるでしょう。

資格がないからと諦める必要はありません。便利屋としての働き方を見つけていきましょう。

便利屋開業に資格は必要なし!

便利屋を始める上で気になる資格ですが結論から言うと、便利屋開業に資格や証明書は必要ありません。

しかしならがら、便利屋として事業を開始するには開業届が必要です。とはいえ、開業届の出し方は非常に簡単で今ではオンラインからでも可能です。
個人事業の開業届>

そのため、特別な資格がなくても開業届を出して「便利屋です!」と名乗ることで事業を開始できます。

つまり、便利屋開業は思ったほどハードルは高くありません。

事業を進めながら資格取得しても大丈夫?

資格

便利屋の開業には資格は必要ありません。実際に、集客をして依頼がくれば仕事に取り掛かること可能です。

ただし、便利屋の仕事は多岐に渡るため、資格を保有していた方が良いケースもあります。

つまり、便利屋をやりながら、得意や利益になる仕事がわかってきたら関連する資格は積極的に取得することをおすすめします。

資格が必要な仕事は外注さんに任せることも可能ですが、資格を持っていれば、お客様への知識の提供や利益向上にもつながるでしょう。

業務によって資格が必要になる場合も多い

なんでもできる便利屋は、作業に必要な資格や許可証を理解しておかなければいけません。なぜなら、適切な資格や許可証を持っていないと法律で罰せられる上、場合によってはお客様にも連帯責任などの迷惑がかかるからです。

どのようなことも引き受けられる便利屋は、お客様からすると頼もしい存在です。そのため、お客様から、どこに頼んでいいのかわからない依頼や、ついでにこれもやってほしいなどのご依頼も多く受けます。

仕事を引き受ける前に、必要な資格の理解や把握は必須です。

ここからは持っておくと有利な資格や許可証を紹介します。

古物商許可

古物商とは、商品を売買または交換する際に必要な資格です。不用品処分で引き取った物の中には再利用できる物もあります。

古物商を持っていれば、その場で不用品の買取ができたりリサイクルショップなどでお金に交換できたりします。古物商の資格を取得するには、最寄りの警察署であり生活安全課に必要書類を提出します。

古物商の資格がないまま売買を行うと、3年以下の懲役または100万円以下の罰金を科されるので注意が必要です。

また、古物商営業法違反になると新規で古物商の許可を取得できないこともあるため、売買を行う際は、必ず取得しておきましょう。

産業廃棄物収集運搬業

産業廃棄物収集運搬とは、事業活動で排出された廃棄物を収集運搬できる許可証のことです。こちらは各都道府県で取得可能となり、費用を支払い講習を受けることで取得できます。

産業廃棄物とは、建設現場で排出されたコンクリートブロックや、庭木の剪定で排出された枝ゴミなどです。

講習場所は各地域により異なり、講習費用は約8万円前後で取得まで約2カ月かかります。

貨物軽自動車運送業

貨物軽自動車運送事業とは、お客様から費用をいただき軽トラックを運転して荷物を運ぶことを指します。

そのため、軽トラックを使用した運搬ビジネスをする際は、最寄りの運輸支局長への届出が必要となるのです。

許可が降りたら、軽トラックに貨物自動車運送事業として黒ナンバーが交付されます。

無資格で車の運搬をすると法律で罰せられてしまうため注意が必要です。

一般自動車貨物運送事業

一般自動車貨物運送業者とは、トラックを使用した運送業務を指します。

こちらも、引越しなどで費用をいただいてお客様の荷物を運搬する際に必要となる許可証です。許可が降りると緑ナンバーが交付されます。

許可がないと荷造りや積み込み、荷解きはまでしかできず、こちらも無資格で車の運搬をすると法律で罰せられてしまうため注意してください。

費用をいただいて引越し運搬をするならば、許可を必ず受けるようにしましょう。

第二種電気工事士
第二種電気工事士は、家庭用コンセントの移植や増設など電気工事ができる資格です。
便利屋業務と相性が良く、資格を保有していれば他の便利屋と差別化も図れるでしょう。
資格取得には学科や実技試験などがあるため、独自で勉強をする必要があります。そのぶん、取得をすれば仕事の幅はかなり広がるでしょう。
第二種運転免許
第二種運転免許は、人を車に乗せて目的地に送る対価としてお金を受け取ることです。タクシーも第二種免許が必要です。
便利屋であれば、病院までの送迎や運転代行にも資格が活かせるでしょう。
万が一資格がないまま営業をすると通称「白タク」行為とみなされ「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」に科されます。
お客様から送迎を頼まれることもありますが、法律に違反すると便利屋としての信用に傷がつくので、無許可営業は絶対に気をつけましょう。
刈払機取扱作業者
刈払機取扱作業者とは、草刈機を安全に取り扱う特別教育を指します。便利屋業務でとくに多い雑草処理の仕事に役立ちます。
資格を持っていなくても罰則の対象になりませんが、国や地方公共団体から依頼があった場合、こちらの資格が必要となるので、持っておいて損はありません。
取得時間は約6時間で取得可能でオンラインからでも資格を取れます。詳細については以下をご覧ください。

【資格はなくても大丈夫】便利屋を始める際に必要な準備とは

準備

便利屋開業に資格は必要ありませんが、行政手続きなどの準備は必要です。なぜなら、知らないまま業務を続けていると後々不利になることが多いからです。

そのため、便利屋開業する際は、以下の項目を頭に片隅に入れておくことをおすすめします。

開業届

開業届とは、事業を開始したことを税務署に申告する書類のことです。オンラインでも申請ができるので開業する際は提出することをおすすめします。

開業届を提出することで以下のメリットが受けられます。

・節税効果の高い青色申告を利用できる
・屋号(事業の名前)で事業用の銀行口座を開設できる
・オフィスの賃貸契約や創業融資の審査時の証明になる

開業届を出していないからといって罰せられることはありませんが、なにかと不利なことも多いため、開業届は速やかに出しておきましょう。

個人事業の開業届>

青色申告承認申請書

青色申告承諾申請書も便利屋開業前に申請しておきましょう。青色申告は税制優遇が高いので、節税効果が期待できます。

事業を開業したら経費計算も必要ですが、青色申告のためといっても過言ではないため、開業する際は青色申告の申請もしておきましょう。
出典:国税庁

資格はなくても身につけておくこと有利なスキル

スキル

便利屋の仕事を始めるには特別な資格は必要ありませんが、身につけておくと仕事に好影響を与えるスキルがあります。

それらを身につけておくと、仕事の幅が広がったり量が増えたりします。ぜひ、資格と一緒に身につけておきましょう。

コミュニケーションスキル
便利屋開業に資格は要りませんが、仕事をよくする上で大切なのがコミュニケーションスキルです。
「仕事がしっかりできていればいいのでは?」と考える人もいますが、便利屋の顔としてお客様と接する以上、ぶっきらぼうな人にお客様は依頼したくないと思うのものです。
お客様との何気ない会話から、困っていることを考え提案できるのが便利屋としてうまくいくコツでもあります。そのため、「言われたことだけをこなす人」は、相手の気持ちを把握できるコミュニケーションスキルを身につけることをおすすめします。
コミュニケーションができれば、お客様は期待以上の満足をしてもらえる可能性が高まるので、リピートにつながりやすくなるでしょう。
集客するスキル
便利屋として仕事を獲得するには集客をが必須です。便利屋業務は困りごとのほとんどが仕事になります。その一方で業務の幅が広いため「便利屋って何をしてくれるところなの?」と、いまだ便利屋の実態を知らない方も多いです。
すでに困っている方に情報を届けることや、便利屋としての業務内容を知ってもらうためにも集客スキルがないとライバルに追い越されてしまうでしょう。
チラシ配りをしたりホームページを作成したり集客方法はたくさんあります。どれが正解などもないため、さまざまな方法で効果があるものを試していく必要があります。
資格がなくても始めやすい便利屋ですが、ライバルも多いので集客スキルは必須といえるでしょう。

お客様の満足に応える行動スキル

便利屋の作業は多岐に渡るため、常に勉強と行動を続ける必要があります。そのため、常に勉強をし、行動する心構えが大切です。

たとえば、雑草処理の依頼一つにしても、除草剤散布やお庭周りの不用品処分などもお客様の要望の中に隠れている可能性があります。

つまり、仕事を横展開するスキルは勉強と行動をしなければ身につかないのです。

便利屋開業に資格はなくても大丈夫!しかしいずれは必須になります!

今回は便利屋を始める際の資格の必要性について紹介しました。

実際に、便利屋開業は資格はなくても始められます。ただし、業務の幅が広いため、資格を持っていないと違法になる仕事があることに注意しなければいけません。

仕事を獲得する上で資格は徐々に必要になってくるでしょう。

そのため、「資格がなくても手軽に始められる」といった認識は注意が必要です。

便利屋として仕事を獲得し、生活を充実させるには行動を続けることが大切になります。

現役の便利屋による無料相談もあります

本サイトでは現役の便利屋による個別相談も受け付けております

「あなたにあった便利屋フランチャイズをアドバイス」
「便利屋開業で悩んでいる」
「自分の得意なことが活かせるか知りたい」
便利屋のことは誰に聞けばいいか?それは便利屋です。
 まずは以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
\ご相談は無料です!/
タイトルとURLをコピーしました