便利屋フランチャイズに加盟する際、気になるのが加盟金といった初期費用です。興味があるフランチャイズが見つかっても、初期費用があまりにも高額であると加盟に迷ってしまうものです。
実際、初期費用にはバラつきがあり、中には加盟金だけで数百万円も違うことがあります。
そこで今回は、便利屋フランチャイズに加盟を検討している方に向けて、大手5社の加盟金比較をお届けします。
便利屋フランチャイズの加盟金が安いところや注意点も紹介しますので、これから便利屋開業を目指す方はぜひ参考にしてください。
大手便利屋フランチャイズ5社の加盟金と初期費用の合計
加盟金 | その他初期費用 | 初期費用合計 | |
---|---|---|---|
便利屋お助け本舗 | 104,762円 | ・開業実務研修費:73,333円
・販促・書類一式:817,143円 |
995,238円 |
町の便利屋さんファミリー | 300,000円 | ・研修費:450,000円
・その他開業費:600,000円 |
1,350,000円 |
便利屋お助けマスター | 330,000円 | ・研修費:330,000円
・資材費:660,000円 ・保証金:150,000円 |
1,350,000円 |
便利屋家工房 | 1,433,000円 | ・研修費:440,000円
・開業パック:1,540,000円 ・スタートダッシュパック:363,300円 ・保証金:300,000円 |
4,073,000円 |
クライアントパートナーズ | 3,000,000円 | 3,000,000円 |
上記の表のように便利屋フランチャイズ各社によって加盟金は変わります。加盟金のほかに、研修費や広告費、保証金などが必要となるので、初期費用の合計を確認すると良いでしょう。
※関連記事:【便利屋フランチャイズオススメ6選】必要資金やサポート体制を徹底比較!
便利屋フランチャイズにおける加盟金とは、本部に支払う初期費用の一部です。
加盟金を支払うことで運営ノウハウの提供やサポート、企業ブランドの使用が可能となります。
実際にフランチャイズを検討していると加盟金に意識がいきますが、加盟金とは初期費用の一部となり、別途研修費や広告宣伝費がかかります。初期費用の合計ではありませんので注意してください。
関連記事:【便利屋開業の流れ】必要な手続きと初期費用を解説!個人事業とフランチャイズ開業の違いとは
加盟金以外にかかる費用
便利屋フランチャイズに加盟するには、加盟金のほかに初期費用がかかります。ここからは、便利屋フランチャイズの加盟に必要な費用について紹介します。
便利屋フランチャイズに加盟すると、技術習得のための研修が受けられます。その際必要となるのが研修費です。
便利屋が初めての方であれば、営業方法や技術習得などが研修で得られるため、質の高いサービスが提供できるでしょう。
研修期間は便利屋フランチャイズによって異なり、3日間のところもあれば2週間しっかりと受ける場所もあります。
研修内容もフランチャイズ独自のノウハウを提供しているので、説明会などで研修内容を確認しても良いでしょう。
資材費とは、作業に必要な工具や本部から支給される作業服の費用を指します。そのため、作業で必要な備品は自分で用意する必要はなく、初期費用に含まれているのです。
企業のロゴが入った制服や研修で使い慣れた工具を開業と同時に使用できるので、すぐ仕事に取り掛かれます
広告宣伝費とは、チラシやパンフレット、ホームページの制作費など集客に必要なコストを指します。
個人開業であれば集客する上で、チラシ作成やホームページ制作も含めた宣伝をご自身で作成するか外注に手配する必要があります。
そもそも、開業当初はお客様から認知されていないため、集客をしなければなりません。そのため、お仕事を獲得するためには広告宣伝は必須であり、フランチャイズ本部の手腕が活かされるタイミングでもあるのです。
宣伝を通じた集客フォローは、フランチャイズ加入の大きなメリットと言えます。
保証金は、フランチャイズに加盟する際に預け金として支払うお金です。
フランチャイズ加盟すると、毎月ロイヤリティを収める必要があるのですが、万が一支払いが滞った場合は保証金から充当されます。
契約が解除されたら残額が返金されます。
加盟金の安さに潜む注意点
便利屋開業をフランチャイズで検討していると、多額の費用に驚くと思います。そのため、なるべく開業費用を抑えようと「加盟金」の安さを比較する方もいるでしょう。
しかし、便利屋フランチャイズに加盟するには、さまざまな費用や条件を比較する必要があります。
加盟金だけで比較すると、運営との相性やロイヤリティの支払い等で失敗する原因になるでしょう。以下では、加盟金のほかに気をつけたいことをいくつか紹介します。
加盟金とは、本部から受けるノウハウの提供やサポートなどの費用になります。研修費や広告宣伝費は含まれていません。
加盟金の安さだけでフランチャイズを比較してしまいがちですが、初期費用のすべてではないのです。
加盟金はあくまでも、フランチャイズ本部に支払う基本料金として捉えておきましょう。
便利屋フランチャイズを検討する際は、毎月支払うロイヤリティも把握しておきましょう。
ロイヤリティとはフランチャイズ本部に支払う手数料のようなことで、毎月決まった金額を収める必要があります。そのため、開業した後も毎月固定費がかかることを把握しなければいけません。
ロイヤリティの相場は毎月5万円程度が多く、開業した直後などは重い負担としてのしかかるでしょう。
初期費用はなんとかなりそうでも、継続するためのロイヤリティを把握していないと経営を圧迫する原因となるため、ロイヤリティも見逃さないよう注意しましょう。
関連記事:ロイヤリティが安い便利屋フランチャイズランキング!各社の強みや弱みを解説
加盟金の安さも大切ですが、フランチャイズが行うサポート体制も比較検討してみましょう。
便利屋フランチャイズのサポート体制は、開業後の運営にかかわってくる大事な部分のため、加盟金とは別として比較検討してください。
便利屋フランチャイズの中には、開業後3日間はスーパーバイザーが同行してくれたり、何かあった際の相談窓口を24時間開設していたりとサポート体制はさまざまです。
大手フランチャイズの比較については、以下をご覧ください。
関連記事:【便利屋フランチャイズオススメ5選】必要資金やサポート体制を徹底比較!
加盟金は一度支払うと戻ってこないお金です。便利屋フランチャイズを検討している段階でいくら加盟金が安いとはいえ、安易に支払うことは避けましょう。
加盟金は不動産契約のように、とりあえず手付金として支払うことは基本的にできません。また、加盟金を支払った後、契約内容に納得いかず返金を求めても応じてくれないケースも考えられます。
また、「フランチャイズの内容に納得ができてない」「開業時期を明確にしてくれない」といった場合にもかかわらず、加盟金の支払いを求めてくる企業は要注意です。
ただし、契約前に一部のお金を支払う「加盟申込金」を設置しているところも稀にあります。入会すればそのまま加盟金として充てられる制度ですが、いずれにせよ、加盟金が返還されることは基本的にありません。支払いは慎重に行うようにしましょう。
便利屋フランチャイズは加盟金の安さだけで決めてはいけない理由
便利屋フランチャイズを選択する際、加盟金の安さも大切ですが、安さだけで決めると失敗するリスクがあります。
なぜなら、初期費用の安さだけで決めてしまうと、後々の継続がうまくいかなかったり本部の縛りがキツかったりなど、経営自体に影響を及ぼすためです。
実際に、便利屋フランチャイズに関する口コミがあるのも事実です。
契約書に辞める場合でも残りのロイヤリティーを一括して払わなくてはならないと書いてあるのですが辞めるために金銭を払う事っておかしくないですか?
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149376519
といった口コミがあるなど、フランチャイズは加盟金だけで決めるのでなく、将来の理想像や現実的な資金面などから決める必要がるのです。
そのため、便利屋フランチャイズは加盟金だけではなく、さまざまな部分から比較検討する必要があります。以下では、フランチャイズを選ぶ際、失敗しないための注意点を解説していきます。
便利屋フランチャイズ選びで気をつけたいのが、開業までのサポート体制です。開業までのサポートがしっかり明確にされているか確認しましょう。
フランチャイズ加盟は多額の資金が動きます。加盟金の安さで安易に契約すると、実際のイメージとは異なり資金を損することも考えられます。
資料を確認するのはもちろんのこと、気になる点を説明会で聞いてみたり、サポート内容が不十分でないか確認したりしてください。
加盟したらどのようなフローで開業までをサポートしてくれるのか、その辺の説明をしっかり受けることが大切です。
気になるところはひとつずつ解決してから加盟を考えましょう。
研修制度の内容も便利屋フランチャイズ選びの基準となります。
加盟金や初期費用が安い分、十分な研修が受けられない可能性があります。
実際に、便利屋開業が初めてであれば、研修を受けることで仕事の幅が広がったり質の高い仕事が提供できたりができるでしょう。
しかし、フランチャイズによっては、研修期間を短くして早く現場経験を積んで欲しいといった考えや、数週間に及ぶ研修で、確かな技術を身につけてから現場に出て欲しいといったフランチャイズもあります。
「早く現場に出て稼ぎたい」や「研修でじっくり学んでから仕事をしたい」など、最終的には加盟する本人の考えになるため、どちらが正解とかはありません。
いずれにせよ加盟金が安い分、十分な研修が受けられないかったといったことにも注意する必要があります。
便利屋フランチャイズに加盟後、開業後のサポートも大切になります。毎月ロイヤリティを支払うわけですからサポート体制も十分でなければいけません。
いつでも本部に相談できる環境であったり、集客や仕事を斡旋してくれたり、仕事に困った時は他の加盟店から応援がきたりなど、開業後のサポート体制も確認しておきましょう。
便利屋フランチャイズに加盟する際は、解約する際のペナルティも確認しておきましょう。
フランチャイズは基本的に、契約期間を設けるところが大半です。そのため、加盟金の安さだけで決めてしまうと、途中解約をする際は大きな違約金が発生することがあります。
加盟金が安くてもペナルティ費用が高くつくこともあるため、しっかり確認しておきましょう。
契約後の条件とは、本部が考えるビジネスの意向とマッチングしているかを確認することです。
本部の意向で業務内容に自由度がないと、毎月の支払いに追われるだけで働くことに苦痛を感じます。
加盟金の安さで判断するとあくでも表面的な部分しかわからないため、長く付き合うパートナーとしてフランチャイズを選択しましょう。
便利屋フランチャイズを安さだけで選ぶのは注意が必要
ここまで便利屋フランチャイズにおける、加盟金の安さについて解説しました。
フランチャイズ加盟はご自身の投資ともいえますが、多額の資金を投入しなければいけません。つまり、加盟金の安いところは入りやすいメリットもありますが、一方で安いなりのデメリットも見なければなりません。
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