これから便利屋開業を目指す際に気になるのが「便利屋の仕事についていけるのか」といったこともあるでしょう。
きついといわれていますが、実は定年後に便利屋開業する人も増えており、幅広い年代の人が活躍している業界なのです。
また、実際の仕事は多岐にわたるため、やりがいを感じる割の良い仕事でもあります。
もし、これから便利屋で活躍したいと考えているのなら、今回ご紹介するきつい仕事内容とやりがいについて把握しておくのがおすすめです。
内容をすべて読み終えることで、便利屋としての事実がわかり、開業の失敗を防ぐことや安心して業界に飛び込む気持ちが整うはずです。
便利屋できついとされる仕事内容とその理由
便利屋業務は、体を動かしお客様と接するため、体力的なことや気づかいといったさまざまな負担がのしかかります。
そのため、実際に働いてみると「イメージと違った」といったこともあるでしょう。以下では、便利屋できついといわれる仕事についての事実を紹介します。
便利屋の仕事でよくあるのが草刈りや草むしりです。お庭や空き地、駐車場などの雑草を処理する作業は体力的にきつい仕事とされています。
なぜなら、草刈りや草むしりといった仕事は、雑草が生い茂る夏頃に集中することが多く、現場での作業は暑さとの戦いになるからです。
水分を多く含んだ雑草は量があると非常に重く、処理した雑草をトラックに積み込むだけでも大変な作業となります。
さらには、雑草を生えてこないようにするための除草剤散布も行うと、手袋とマスクは必須になるため、暑さがより堪えるでしょう。
また、草むしりや除草剤散布は中腰になるので、腰への負担もあります。このように、一口で草刈りや草むしりといっても実際は過酷な作業なのです。
引越し関係のお仕事も便利屋が請け負う業務です。
重たい荷物を運んだり下ろしたり、家具を傷つけないように運ぶ作業は重労働です。
また、エレベーターがない団地の5階の引越しになると、何度も階段を往復するので、体力的や精神的にもきついと感じるでしょう。
春先は引越しをするお客様が増えます。連日にわたり引越し作業が続く可能性もあるため、体力的に慣れていないときつい仕事になるでしょう。
大型家具や家電の移動
タンスや冷蔵庫、ピアノや大型テレビなど家具の移動も便利屋に依頼される仕事です。
傷をつけたり落下をさせたりすることに気を配る必要があるので、体力的なことはもちろん気も使う作業です。
また、時には玄関が通らないピアノなども移動させることもあり、その場合は吊り下げ・吊り上げ作業が必要となります。体力や技術、気も使うので作業後は非常に疲れを伴います。
便利屋業務の中できつい仕事にゴミ屋敷の片付けがあります。
ゴミ屋敷の片付けは、「手に負えないのでなんとかしてほしい」といった依頼なので、現場は凄まじい状態です。
片付け作業は、ゴミと一緒に虫なども処理する必要があります。また、冷蔵庫の中身もきれいにするなど、臭いや環境が精神的な負担になるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けは、アパートの一室もあれば一軒家丸ごとのケースもあるため、肉体的にも精神的にもきつい仕事です。
便利屋の仕事できついところは仕事内容だけではありません。仕事の内容によっては早朝や深夜などの作業があるため、不規則な労働時間になります。
とくに多くのお客様を集めたいと考える便利屋は、24時間営業することもあり、仮眠をしながら仕事をしています。
また、便利屋フランチャイズに加盟すると、本部と同じ営業時間に設定することも多く、結果的に長時間労働になってしまう可能性もあるのです。
お客様の都合次第で深夜や早朝の依頼もあるため、便利屋としての不規則な時間労働はきついと感じることもあります。
きついだけではない!便利屋のやりがいを紹介
ここまで便利屋がきついとされる仕事について紹介しました。
しかし、世の中にはたくさんの困りごとがあり、それらを解決する便利屋はやりがいある仕事です。ここからは便利屋のやりがいについて解説していきます。
便利屋はなんといっても、お客様から直接感謝されることにやりがいを感じます。
お客様が抱える悩みをあなたの手で解決したという結果は、あなただけの物なのです。
会社員で働いていると結果を残して褒められることはあっても、喜びはその場で終わってしまったり、その月の給料に反映されたりすることはあまりありません。
しかし便利屋は、直接人から感謝されたり次の依頼につながったりと喜びや結果につながる仕事です。
人から感謝されることは、つらい仕事であっても一気に報われるため、やりがいを感じている便利屋は多くいるのです。
「トイレの水漏れを止めてほしい」「庭木の剪定をお願いしたい」など便利屋の仕事は幅広くあります。そのため、日常生活において役立つスキルが仕事を通じて身につきます。
日常的なスキルが身につくと、今まで業者に依頼してたことも自分でこなせるため、作業費用の節約にもなるでしょう。また、友人や知り合いが困っていたら、スキルを活かした手助けも可能です。
日常的な困りごとを解決している便利屋は、スキルがどんどん身につくので、一生ものの技術が習得できます。
便利屋の仕事は「何でも屋さん」といわれるように、さまざま仕事をこなすため、飽きることがありません。
実際に便利屋の仕事は、電球交換や買い物代行、時には話し相手や夜逃げ代行など業務内容は多岐にわたります。
日常生活のフォローや普段では経験しない仕事などがたくさんあるので、毎日があっという間に過ぎるでしょう。
同じ仕事をやり続けることが苦手な人や、仕事を通じてさまざまな経験を積みたい人はやりがいある仕事です。
便利屋はきついといわれていますが、その反面対価もしっかりあります。なぜなら、誰もやりたがらない仕事をこなす便利屋は、「多少のお金を払ってでもお願いしたい」といった需要があるためです。
実際、庭にできた蜂の巣の駆除をお願いされた時、危険を伴う仕事なのでほとんどの人はできません。しかし、作業に慣れている便利屋の手にかかれば、10分で処理できることもあるでしょう。10分の作業で8,000円の報酬となれば対価としてそう悪くはありません。
スキルや経験が身につけば作業効率も上がるため、少ない時間でより多く稼げる構図となるのです。便利屋の仕事はさまざまなので、効率的にこなせばそれなりの対価がもらえます。
きついけれど楽しい!便利屋に向いている人とは?
便利屋に興味があるけれど、きついばかりではモチベーションは上がりませんよね。
とはいえ、便利屋に向いている素質があれば毎日楽しく働けます。
また、他の便利屋より活躍できる可能性も高くなるので、収益も上がりやすくなるでしょう。以下では便利屋に向いている人を紹介します。
便利屋として重要なことは、人に喜ばれることが好きといった人助け精神です。
困っている人を手助けすることに喜びを感じる人は、便利屋に向いているといえるでしょう。仕事がきつくても、お客様に喜んでもらえるためにまじめに取り組める人もおすすめです。
ただし、「自分だけ良ければそれで良し」といった自己中心的な人は、ストレスを感じる仕事のため、向いていません。
便利屋の仕事はいろいろな仕事に関われるため、好奇心がある人に向いています。
万が一、経験がない仕事を依頼された場合、その場であなたが解決できなくても、あなたが発注したプロの外注さんと一緒に課題解決もできるでしょう。
オフィスワークやルーティンワークに飽き飽きしてきた人は、便利屋の仕事であればいろいろ経験できるため、毎日が楽しく働けます。
会社員から事業主になってみたい人も、便利屋はひとつの方法となります。先述の通り、便利屋開業は他の業種と比べて初期投資が少なく収まります。
自分から仕事を獲得して世の中に貢献したいと考える人は、便利屋に向いているといえるでしょう。ただし、開業直後はご自身が現場に立つことになりますが、軌道に乗ってくれば従業員を雇い規模を拡大も可能です。
将来経営者として食べていきたいと考える人は、便利屋の道も検討してみると良いでしょう。その際、便利屋のアルバイトを経験してみたり副業も検討してみたりもおすすめです。
便利屋の仕事はきついけどやりがいある仕事
ここまで便利屋の仕事でのきつい内容とやりがいについて紹介してきました。
便利屋事業はこれからますます盛り上がり、必要とする顧客も増加する見込みです。そのため、仕事の量は増え続けるとされています。
その分、交流も生まれるため、人から感謝されたり地域で顔を覚えてもらったりとやりがいを感じることでしょう。
ただし、時には体力的にも精神的にもつらい現場に当たります。ですが、便利屋の仕事は、社会貢献をしている充実感とお客様が喜んでくれる達成感をダイレクトに味わえます。
つらい仕事だからこそ得られるリターンも大きいものです。これから便利屋開業を目指す人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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