【便利屋開業で脱サラ!】フランチャイズと個人開業の違いや必要な資格も解説!

アイキャッチ 便利屋のはじめ方
・便利屋開業で脱サラしたい
・未経験だけど便利屋開業で脱サラを目指している
・開業前や開業後にやっておくべきことを知りたい

高齢化社会や人手不足、共働き世代の増加によりこれから需要が増えるとされるのが便利屋です。

幅広い作業をこなす便利屋は、さまざまなニーズにマッチすることから利用するお客様が増えており、それに伴い会社を脱サラして便利屋開業を目指す人も増加しています。

しかし、会社員から便利屋開業を目指すとなると、リスクを考えたり開業することに戸惑ったりするものです。

実際に便利屋開業は、他の業種と比べて開業しやすいとされていますが、勢いだけではじめて失敗する原因になります。

そこで今回は、便利屋開業で脱サラを目指す方に向けて、開業方法や必要な資格などを紹介します。

会社勤めから自分のペースで働く便利屋を目指している方は、本記事を参考にぜひ検討してみてください。

【脱サラ開業】便利屋のはじめかたは主に2つ

脱サラをして便利屋をはじめるには、個人開業ではじめるか便利屋フランチャイズで開始するかの2つが主になります。どちらも一長一短であるため、まずは概要を確認することをおすすめします。

メリット デメリット
個人で独立開業 ・開業資金が抑えられる

・独自の事業プランで進められる

・ロイヤリティを支払う必要がない

・開業初心者にはハードルが高い

・相談先などを自分で探す必要がある

・知名度を一から作らないといけない

便利屋フランチャイズに加盟して開業 ・本部の知名度を活かせる

・集客や技術ノウハウが受けられる

・未経験でも開業しやすい

・本部独自の開業資金サポートが受けられる

・集客や業務などの相談サポートが受けられる

・毎月ロイヤリティが発生する

・差別化が難しい

・本部独自の規定がある

・契約期間中に解約すると違約金が発生することも

・初期費用が高額

脱サラして便利屋開業を目指す際、開業資金やサポート面などそれぞれの特徴を把握してから検討しましょう。

以下では、個人での独立開業と便利屋フランチャイズの特徴を詳しく解説していきます。

個人で独立開業を目指す

個人で独立開業とは、個人事業主や法人化をして便利屋開業する方法です。

メリットはサービスの内容や料金、営業時間などをすべて決められることです。また、立ち上げも自分で行うため、初期費用が抑えられます。

ただし、集客や仕事の受注、技術ノウハウや事業の仕組み化などはすべて自分で作り上げる必要があります。そのため、初期費用を抑えたい人やビジネススキルを持っている人は、個人開業向きかもしれません。

個人開業は自由度が高い分、事業の方向性や相談先、融資先などをすべて自分で見つける必要があるため、開業が初めての人はハードルが高いと言えるでしょう。

関連記事:【便利屋開業の流れ】必要な手続きと初期費用を解説!個人事業とフランチャイズ開業の違いとは

便利屋フランチャイズに加盟して開業する

便利屋フランチャイズの開業とは、便利屋としてのノウハウやネームバリューを便利屋企業から提供を受けて開業する方法です。

すでに知名度がある便利屋企業から、集客ノウハウや技術マニュアルなどを提供されるため、脱サラでも開業しやすいメリットがあります。また、困った時は本部の相談窓口を利用したり他店と協力しあったりも可能です。

便利屋の仕事や開業自体が初めての人でも、すでに確立しているマニュアルに沿って進められるため、開業するハードルは格段と下がるでしょう。

デメリットとしては、便利屋フランチャイズの加盟には多額の初期費用がかかる上、毎月の手数料としてロイヤリティが発生することです。初期費用に余裕がなかったり毎月の売り上げが立てられなかったりすると、資金面が重くのしかかるでしょう。

ただし、便利屋フランチャイズによっては、初期費用をローンで対応したり加盟金を安く設定していたりする企業もあるため、開業資金を比較してみるのも良いでしょう。

関連記事:【便利屋フランチャイズオススメ6選】必要資金やサポート体制を徹底比較!

便利屋に勤めてみるのもおすすめ
「個人開業はハードルが高い」
「便利屋フランチャイズは初期費用が高い」
上記の独立方法にハードルを感じるようなら、便利屋に就職やアルバイトを申し込むのも方法のひとつです。
便利屋で仕事をすることで、働きながら知識が身につき、やり方次第では初期費用も手に入ります。
また、顔馴染みもできれば「あなたに仕事を任せたい」といったお客様もできるため、まったく知らない状態で飛び込むより、ハードルはかなり下がるでしょう。
アルバイトを常に探している便利屋も多く、仕事先が見つかればすぐに体験ができるのもメリットです。
そのほか、少しハードルは上がりますが副業で便利屋に挑戦する方もいるので、本業がある状態で便利屋をやってみてもいいかもしれません。便利屋の副業については以下に詳しく解説しております。

関連記事:便利屋を副業にするのは可能?仕事内容や稼げる金額、届け出などを解説

【脱サラ前に知っておきたい】便利屋で必要な資格とは

資格取得

脱サラして便利屋開業を目指す際、気になるのが持っておくべき資格です。

便利屋は作業範囲が広いため、業務によっては資格が必要となり、一部の仕事においては資格を持っていないと違法業務に当たる可能性もあります。

実際に、便利屋に必要な資格はこれから取得を考えている人が多いはずです。

しかし、便利屋は作業範囲が広いため、必要な資格をすべて取得する必要はありません。

あくまでも、今やりたい仕事に合わせて資格取得を考えることが効率良く業務を行うコツです。

以下では、便利屋の資格について作業別で解説していきます。

「古物商」は不要になった商品を売買する時に必要

古物商とはお客様が不要となった物を売買、または交換する際に必要な資格です。

便利屋業務でよくあるのが不用品処分です。作業をしていると「まだ使える物」や「価値がある物」が出てきます。その際、そのまま処分するのではなく、商品とお金を引き換える時に必要となるのが古物商です。

古物商は、お客様から受け取った商品を的確に処理するために必要な資格で、盗難品の流通や詐欺の防止、公平な取引のために存在します。

万が一、古物商がない状態で中古品を売買すると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金に科されることがあります。

古物商は社会的信頼がある重要な資格であり、取得までには時間とお金がかかるため、売買を視野に入れている場合は早めの取得がおすすめです。

古物商許可は公安委員会から申請ができます。

「一般廃棄物収集運搬業」は一般家庭から出るごみの運搬に必要

一般廃棄物収集運搬業とは、家庭から出た不用品などを収集運搬し、お客様から費用をいただく際に必要な資格です。申請は市町村の環境担当の窓口となり、手数料は約1万円となります。

しかしながら、市町村に申請しても許可がなかなかおりない資格として知られています。なぜなら、一般廃棄物処分は市町村に責任があるため、便利屋に適正な運搬能力がない限り許可がおりないためです。

また、一般廃棄物処分は、行政機関の方で毎週ごみ収集としてすでに行っている理由もあります。ただし、許可を持っていることで、顧客からは信頼できる便利屋として認知されるでしょう。

一部例外として以下のような状況であれば、一般廃棄物運搬業の資格が不要になる場合もあります。

・古物商の資格を活かして売買目的にする
・引き取った物を分別してリサイクル業者に引き渡す
・金属くず・古紙・古繊維、空き瓶類は許可が不要
・リユース可能な物を社会福祉施設に寄付する
・古物商を有するリサイクルショップと連携する
・市町村のルールに従い集積場にごみを出して回収してもらう
・一般廃棄物収集運搬業を持っている業者と連携する

上記の名目であれば、資格が不要なくても対応可能となる場合があります。詳しくは管轄の市区町村に相談してみましょう。

「産業廃棄物収集運搬業」は企業から出たごみの収集運搬に必要

産業廃棄物収集運搬業とは、事業活動から排出されるごみ収集運搬時に必要な資格です。

企業から出る建材や紙くず、廃プラスチックなどを収集運搬する際に必要となり、資格は都道府県知事の許可のもと発行されます。

不法投棄の防止やごみの適切な処理、環境保全のために必要となり、資格を有することで便利屋としての信頼にもつながるでしょう。

申請する窓口は各都道府県にある環境局となります。

「一般貨物自動車運送事業」は引越しなどトラックで荷物を運ぶ時に必要

一般貨物自動車運送事業とは、トラックなどを使用して荷物を運搬し、運賃をいただく際に必要な資格です。

いわゆる、引越し業務でトラックを用いる際に必要となる資格です。

申請は管轄する運輸支局となり、後日審査が行われ許可がおりた場合のみ発行されます。

「貨物軽自動車運送事業」は軽自動車を用いた運送業に必要

貨物軽自動車運送事業は、軽トラックや125cc以上のバイクで荷物を運送し、運賃をいただく際に必要となる資格です。

家具家電のちょっとした運送や、せまい場所での軽自動車を用いた引越しなどに役立つでしょう。

申請は管轄する運輸支局長に届け出る必要があります。

関連記事:便利屋開業するなら資格は必要?持っておくと便利な資格も紹介!

脱サラ開業前にやっておきたいこと

会社員をやめて脱サラ起業したくても、先行きの不安や失敗などのリスクから行動に移せないこともあるでしょう。

これから脱サラして便利屋をはじめる上で、脱サラ前に準備しておきたいことを解説します。

開業資金を貯めておく

脱サラするためにやっておきたい行動に、開業資金を貯めておくことがあります。

開業には備品や広告宣伝費、フランチャイズであれば加盟金などの初期費用がかかります。事業の立ち上げにはまとまったお金が必要であり、そのためには開業資金となるお金を貯めておくことも重要です。

また、開業当初は営業活動や準備などに時間を取られ、利益が生まれない可能性もあるでしょう。そのため、脱サラする前に当分の生活費を貯蓄しておくことをおすすめします。

関連記事:便利屋フランチャイズで失敗する原因とは?失敗する人と成功する人の特徴を解説します

生活費にいくら必要なのかを把握しておく

脱サラを考える際、とくに気になるのが開業後の生活です。そのため、生活費にいくらかかるのかを事前に把握しておくことが大切です。

現在会社員であれば毎月決まった給料が支払われますが、便利屋は自営業となるため、毎月決まった報酬が得られるとは限りません。

そのため、月の収入が変動するのは当然と言っても過言ではないのです。

現在の家賃や食費、通信費など毎月必要な生活費を把握しておくことで、最低限必要なお金と生活維持に向けた仕事量もわかります。

また、脱サラをすると健康保険や年金も切り替わり、当然ボーナスといった臨時収入もなくなります。

脱サラする前に生活費を把握しておくことや、3か月〜6か月程度の生活費の確保をしておくことがおすすめです。

関連記事:【便利屋は儲かる?】便利屋の平均年収や儲かるコツを紹介!失敗を避ける注意点も解説します

万が一に備えて資金調達も知っておく

便利屋を長く継続させるには、万が一に備えた資金調達方法も知っておくことをおすすめします。

脱サラ後、便利屋を立ち上げた時点であなたは事業の経営者となります。すべて自己資金で活動できることに越したことなありませんが、突然備品が壊れたり支払い日までに資金が足りなかったりする可能性もあるでしょう。

そのような時に備えて、資金調達する方法を身につけておくことでリスク回避につながります。

事業を長く継続するために万が一のことに備えて、資金調達方法を知っておくだけでも安心材料につながります。

関連記事:【最新版】便利屋開業で失敗しないための資金調達方法7選!自己資金0円でも開業できる?

脱サラ開業でうまくいく人の特徴

脱サラ開業

脱サラはとても勇気が要る行動です。脱サラして便利屋を目指すとはいえ、うまくいくのか不安になることもあるでしょう。

しかし、スキルや経験がない状態で開業してうまくいっている人がいるのも事実です。

ビジネスには正解はないものの、失敗する原因は共通していることが多いものです。

そこで本記事をお読みになっている方に向けて、今後のヒントとなる便利屋事業でうまくいっている人の特徴を一部紹介します。

脱サラする前から得意分野や好きな作業を決めておく

便利屋をはじめる前からあなたの得意分野や好きな作業を明確にしておくと、開業後の仕事が取りやすくなる可能性があります。

「未経験から開業するから、自分の得意や好きなことがわからない」と思っている人がいますが、実はすでに明確になっていることが多いものです。

実際、今までの会社員で培ったスキルや周囲の人から褒められたこと、休日に楽しんでいるDIYなどそれらは仕事に活かせる武器となります。

他人が喜んでくれたり時間を忘れて夢中になったりすることは、あなたにしかない強みです。それらを脱サラする前に明確にしておくことで、便利屋としての仕事や周りとの差別化ポイントが見えてくるのです。

脱サラ前にできることやできないことを決めておく

脱サラする前に明確にしておきたいことが、できることやできないことを把握しておくことです。

実際に、便利屋事業はさまざまな仕事を請け負うため、中には専門的知識が必要だったり、初めて取り掛かる仕事を依頼されたりもするでしょう。

できそうな仕事であれば、先輩にアドバイスをもらうなどしてしっかり完了させることで、今後あなたの仕事の幅が広がります。

一方で、できない仕事は「こちらでは対応できません。申し訳ございません」と断ることや、外注に再委託することも検討しましょう。

できない仕事を中途半端に引き受けてしまうと、お客様の信頼を損なうことになり、二度と依頼がこない可能性もあります。

便利屋は仕事の種類がたくさんあるため、チャレンジすることと断念することを把握しておくことも大切です。

現在の交流や人とのご縁を大切にする

便利屋事業がうまくいっている人は、ご縁や人との交流を大切にしています。

便利屋の仕事は新規顧客からお仕事をいただくことはもちろん、リピーターさんや昔からの知り合いなどからお仕事をいただくことは多いものです。

実際、脱サラする際にあなたが便利屋になることを知り合いに伝えることで、今後の仕事につながる可能性もあります。

日頃から交流やご縁を大切にしていると、お客様との信頼関係が生まれて「ついでにこれもやってくれる?」や「次もあなたに依頼するね」など、次の仕事にもつながる可能性があります。

会社員時代の交流を大切にしたり、地域のコミュニティに参加したりすると、チャンスが広がる可能性があるのでおすすめです。

関連記事:定年後でも便利屋開業はできます!60歳を過ぎても活躍できる理由や61歳の成功事例を紹介!

脱サラして便利屋開業を目指すなら目的を明確するのがおすすめ

脱サラ目的

今回は会社員から脱サラして便利屋開業の方法などを解説しました。

高齢化社会や共働き世代の増加により、日常生活のお助け役として便利屋を利用する人が増えています。

その流れとともに、脱サラして便利屋開業を目指す人も増加傾向にあります。しかし、安易に脱サラをして開業をすると、事業がうまくいかず失敗の原因につながるものです。

便利屋は個人でも開業できますが、便利屋フランチャイズを利用することで行動も変わります。

そのため、収入源がまだある脱サラする前や、開業する前にいろいろと準備をすることが大切です。

これから便利屋開業に向けて一歩を踏み出す人は、今回の内容を参考にしていただきスムーズな開業ができればと感じていおります。

そこで今回は、便利屋業界をもっと盛り上げたい想いから無料の相談窓口を設置しました。

現役のプロの便利屋による無料相談となりますので、便利屋の現実や実情をリアルで体験できる貴重な機会となります。

開業前の不安やフランチャイズ選びなど、どのようなことでもお気軽にご相談ください。便利屋開業のアドバイスをさせていただきます。以下のフォームや無料相談のボタンから必要事項を記入の上、お気軽にご連絡ください。後日、こちらからご連絡を差し上げます。

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