便利屋開業を考えているけれど一歩が踏み出せずにいませんか?
実は、便利屋開業は手順を把握しておけばそれほど難しくありません。
実際に、便利屋事業は副業からでも始められるため、開業自体もハードルが高くないのです。
そこで今回は、便利屋開業の流れや開業するメリット・デメリットを解説しております。
便利屋事業に興味がある方や、これから開業する予定がある方はぜひお役立てください。
便利屋の始め方
開業まで工程はさまざまありますが、順序を把握しておけば難しいことはありせん。落ち着いて進めていきましょう。
まずは、便利屋開業に向けた方向性を決めます。計画書を書いておけば目的まで進むだけなので、開業時に迷いません。
計画書は、開業前と開業後の目指すべきポイントまで書き出しておくと、ビジョンがブレないので非常にオススメです。
などを書き出してみましょう。
事業計画を作成し、開業後も見直しをすることで的確に運用ができるようになります。1人で事業計画を立てるのが不安な方は、フランチャイズを選択しても良いでしょう。
便利屋を開業するには、税務署に開業届を提出することが必要です。原則開業から1カ月以内が良いとされており、住んでいる地域が管轄する税務署に提出します。
提出しないことによる罰則はありませんが、節税の面で青色申告が選べるのでぜひ提出しておきましょう。
業務内容に応じて資格や許可、届出などを取得します
運転免許証はもちろんのこと、一般家庭の廃棄物収集に必要な一般廃棄物収集運搬業や、コンセントの移植など電気関係工事の場合なら電気工事士の資格が必要です。
現時点でどのような作業を主にするのかを考えながら、資格や届出などをしてください。
便利屋として仕事するための道具や車両の確保が必要です。メインとなる作業道具から集めていきましょう。
便利屋をお客様に認知してもらうよう宣伝や広告を打ち出します。便利屋開業時において非常に大切であり、一番苦労するポイントと言えるでしょう。
宣伝や広告はネットやチラシのポスティングなどがありますが、かかるコストや労力、ターゲットによって打ち出し方が変わるものです。
最近では、広告運用をお任せできるくらしのマーケットやジモティなどがありますが、競合がたくさんいるなど過当競争になっているのが現状です。
そのため、今ではホームページやSNS、チラシポスティングなどをうまく組み合わせ、まんべんなくターゲットにリーチさせることも可能です。
これらの営業方法は、余裕があれば自分で行うことも可能ですが、無理がありそうなら外注に依頼したり、フランチャイズの看板を利用したりすることがオススメです。
便利屋を開業するための初期費用の目安
便利屋開業をする際は、初期費用が必要となります。
個人事業やフランチャイズによって異なりますが、おおよそ数十万円から数百万円になるでしょう。しかし、対応する作業や方向性によっても異なりますので、初期費用はあくまで参考として捉えてください。
各費用は業態や広告の打ち出し方によって費用は変わるため、安くなったり逆に高くなったりも考えられます。
そのほか、不用品回収で引き取った物を売る際は「古物商」が必要になるなど、作業に応じた資格が要るため開業費用が変わってきます。
また、便利屋の中にはオフィスを構える人もいますが、個人で始める場合は、自宅兼事務所として開業してコストを抑えることも可能です。
便利屋を開業する際の注意点
便利屋を開業するにあたり、気をつけておきたいポイントがあります。
便利屋事業を進めながら変えていくのも大切ですが、あらかじめ注意点を知っているのと知らないのでは大きな差が生まれます。ぜひ、参考にしてみてください。
・顧客ニーズを把握する
・適切な価格設定をする
・安全対策をする
便利屋を開業するなら、長く生き続けるためにも競合を知っておく必要があります。
- 競合の所在地やサービス内容
- 競合が獲得しているターゲット層
- 競合の強み弱み
競合を分析することで、提供されていないサービスや料金の面で差別化が図れます。
顧客はどのようなサービスを求めているのか。そこから事業を展開することも可能です。顧客ニーズは以下の方法で確認できます。
- アンケートをとってみる
- インターネットやSNSの活用
- 地域コミュニティの参加
顧客ニーズを満たし満足度を高められたら、リピーターの獲得や口コミ効果が期待できるでしょう。
便利屋事業で悩む一つに価格設定があります。価格は以下の方法から算出できます。
- 競合の価格を知る
- サービス内容の原価
- 顧客のニーズ
「値段が高いと依頼はこないかもしれないし、安すぎると売り上げにならない」このように悩むのが大半だと思います。価格は、顧客の満足度を優先して考えると良いでしょう。
便利屋作業は時には危険が伴う作業があります。万が一、客先で事故が起きてしまうと業務を続けることに支障がでたり、お客様にも迷惑がかかったりするでしょう。
- 安全用具の使用
- 安全教育の実施
- 作業マニュアルの作成など
事故は不注意によるものが多いため、対策できることは事前に徹底しておくべきです。
競合調査をしっかり行うことで、競合との差別化が図れます。顧客ニーズを把握することで、ニーズに合ったサービスの提供ができ、適切な価格設定もつけられるでしょう。
まずは顧客満足度を高めることが大切です。満足度を高めることで、信頼獲得や収入にも良い影響が出てきます。
また、忘れがちな安全対策は便利屋業務の基本となるため、日々徹底することでトラブルを未然に防げます。
便利屋開業方法は主に2種類
便利屋の業務内容をある程度知ったら、次はどのような形で開業するのかを選ぶことになります。
便利屋を始めるためには主に「個人事業」と「フランチャイズに加盟」から選ぶのが基本です。どちらもメリット・デメリットがあるため、詳しく解説していきます。
個人事業はその名の通り、すべて一から開業する形となります。フランチャイズに加盟しないので「加盟金」もかからず、初期費用が安く済むのがメリットです。
また、営業時間や料金設定、そのほか諸々なこともすべて好きに決められるため、開業前にしっかり計画が立てられている方にとって最適な開業方法と言えるでしょう。
ただし、開業から集客、経営まですべて自分で行うため、業務内容は必然的に多くなります。
開業が初めての方は、経営ノウハウや知名度もありませんので、開業から軌道に乗るまでは大変になるかもしれません。
フランチャイズに加盟して開業する方法は、便利屋の経営に最適な知識やノウハウなどを教えてもらいながら開業する形です。
そのため、便利屋の仕事を初めてする方や、開業未経験の方に最適な方法と言えるでしょう。
フランチャイズに加盟すれば、便利屋で知名度も借りられるため、一番大変と言われる「集客」もしやすい利点があるので、収入も安定しやすいのがメリットです。
ただし、フランチャイズは、看板やノウハウを貸してもらう代わりに、加盟金や毎月のロイアリティを支払う必要があります。
そのため、売り上げ次第では支払いが負担になる可能性もあるので注意が必要です。
※フランチャイズ開業については以下で詳しくご紹介しております
便利屋開業する際はしっかりとした準備を
便利屋を開業する際はしっかりとした準備をしましょう。
上記は便利屋開業に必要な項目となるため、事前にしっかりと準備をしておきましょう。また、競合調査や顧客ニーズを把握するなど、開業後に成功するためにも重要なポイントになります。
便利屋業務は、低資金で開業できるため、起業に興味がある人でもチャレンジしやすい業種です。しかしながら、競合が多いため、差別化を図ることが非常に重要となります。
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