高齢者向け便利屋開業で独立!需要が拡大中の便利屋の仕事や開業方法を解説!

便利屋のはじめ方
・高齢化社会に役立つ仕事を個人でやっていきたい
・便利屋事業と介護仕事を組み合わせた仕事内容とは?
・介護保険サービスと介護保険外サービスの違いがわからない

超高齢化社会に突入した昨今。人手不足が懸念される中、介護業界でも高齢者へのサポートが足りていません。

介護保険サービスや介護施設に至るまで、常に人の手は必要であり、高齢者をサポートする仕事は今後も増え続けるでしょう。

そのような問題の解決策として、便利屋が高齢者をサポートする役割を担うことが増えてきているのです。

介護保険があるとはいえ、カバーできない仕事はたくさんあります。そこを便利屋がサポートすることで多くの人に貢献できるでしょう。

そこで本記事では、これから増加し続ける高齢者サービスの内容と、これから必要とされる便利屋事業の内容や開業方法について紹介していきます。

便利屋開業を考えていてどのような仕事をするのか迷っている方、高齢化社会に役立つ仕事がしたい方などぜひ参考にしてください。

高齢者向け便利屋開業は需要が伸びる可能性が高い

高齢者サポート

結論からお伝えすると、高齢者向けの便利屋開業は今後需要が伸びる可能性が非常に高いです。

なぜなら、高齢化はこれからも進む一方であり、人手が必要になるからです。

高齢化と出生率低下に伴い、人口減少が進む一方でAI技術は発展しています。しかし、人の気持ちや願望を先読みした仕事はAIではなく人間の手が必要となります。

実際に機械をあれこれ操作するより、人にお願いした方が伝えやすくて楽であると高齢者の方は思っていることでしょう。

そこで、なんでもできる便利屋事業は必要とされやすく、これからも需要は伸びてくるとされています。

たくさんの高齢者が生活行動で困っている

厚生労働省データ

画像出典:厚生労働省HP

厚生労働省が出した発表によると、一人暮らしの高齢者が生活行動で困っていることは多く、中でも以下の困りごとが上位を占めています。
【高齢者が特に困っていること】
・家の修理・電球交換・部屋の模様替え

・掃除
・買い物

上記の作業は便利屋業務としてはよくある依頼なので、仕事としてマッチングしやすいと言えるでしょう。

実際にデータでもわかるように、生活行動に困っている高齢者は多く、悩みの数だけこれからも仕事は増加し続けます。

体力を使うことやちょっとした道具を使用した修理、面倒な作業である掃除などは高齢者にすると負担な作業です。便利屋がしっかりサポートして高齢者の方の負担を減らすことで、仕事として成り立ちます。

便利屋事業の今後については以下の記事も参考にどうぞ
※関連記事:【2024年最新】便利屋市場の将来性とは?今後求められる便利屋と成功する秘訣も解説

介護保険外であれば便利屋はたくさん活躍できる

高齢者向けの便利屋事業を検討する際、気になるのが介護保険適用のサービスです。

介護保険適用のサービスとは、要介護や支援状態にある「65歳以上の高齢者」、「40歳~64歳までの医療保険加入者で特定疾患の患者」が対象の介護サービスとなります。

介護認定を受けている人や特定疾患がある人のみ適用されるサービスで、内容としては、

「介護援助」
「生活援助」
「身体援助」
などのサポートが主に受けられる制度です。

収入に応じて1~3割の自己負担で訪問サービスや施設サービス、地域密着型サービスを受けられるなど、介護認定や特定疾患がある人のみ受けられる制度です。

ただし、介護保険は部屋の修理や掃除、買い物などよくある日常的なニーズに対応しておりません。

つまり、介護保険は日常的に必要な買い物や掃除などに対応していないため、不便で困っている高齢者が多くいるのです。

そのため、介護保険適用外の作業を便利屋がサポートすることで、高齢者の方に快適な生活を提供できる上、便利屋としても仕事が成り立ちます。

高齢者が便利屋などに手伝って欲しいと思っている仕事はたくさんある

高齢者の方が手助けして欲しいと思っているサービスはたくさんあります。以下は介護保険適用外となるため、便利屋がサポートしても大丈夫な仕事です。

・家の修理
・家具の移動や電気製品の設置、電球交換
・室内や外回りの掃除
・植木の手入れや草むしり
・不用品処分のお手伝い(遺品整理や生前整理)
・買い物代行や小旅行の手伝い
・ペットの散歩やお世話
・見守りの手伝いや話し相手
・入退院のお手伝い
・市役所や病院の付き添い

介護保険を適用すると一定のサービスは受けられますが、これらは介護保険適用外となるため、高齢者の方は誰かにお願いすることになります。

そこを何でもできる便利屋がサポートすることで、高齢者の方は快適な日常生活が送れるのです。

さらに高齢者の中には、たくさんの悩みやお願い事を抱えていることが多いため、丁寧に仕事をしていると信頼関係が生まれ、お願いされる仕事も増えてくるでしょう。

関連記事:【便利屋は儲かる?】便利屋の平均年収や儲かるコツを紹介!失敗を避ける注意点も解説します

高齢者向けサービス気をつけたいこと:送迎は資格が必要であり人との関わり方も大事

高齢者向け便利屋サービスは、仕事の種類も多く、これから重宝される存在となるでしょう。

しかし、どのような仕事をしてもいいとは限りません。中には送迎で許可が必要であったり専門的な知識が必要であったりもします。

それらを無視して続けていると処分の対象になってしまうのです。

では、どのような仕事に対して資格や知識が必要であるのかを解説していきます。

送迎はタクシー事業の許可が必要

自家用車など無許可の車で高齢者を送迎し、お金を取る行為は違法にあたります。

高齢者を車に乗せて送迎をするのビジネスであれば、タクシー事業の許可が必要となります。また、1人事業者の場合では福祉タクシーの許可が必要です。

いわゆる「白タク」行為となる無許可での送迎は、違反が発覚すれば「3年以下の懲役、または300万円以下の罰金」に処されます。

足が不自由な高齢者などから、「どうしても送迎して欲しい」と頼まれたところで、無資格で万が一事故を起こしてしまったら責任はさらに重くなるでしょう。

許可を得ていない送迎は違法となるため、気をつけてください。

そのほか、便利屋をする上で持っておくと便利な資格は以下で解説しております。

関連記事:便利屋開業するなら資格は必要?持っておくと便利な資格も紹介!

人との関わり方が大切となる

高齢者向けサービスの需要が今後増え続けるため、人との信頼関係構築が大切となります。

なぜなら、高齢者サポートは家族に代わって寄り添う仕事になることから、量より質が求められるからです。

仕事が増えたからといって質より量をこなす考えでいると、信頼関係を一気に失い、仕事量が激減するでしょう。

高齢者サービスも然り、通常業務でも便利屋事業はお客様との信頼関係で成り立っているため、人間関係は非常に大切になってくるのです。

福祉用具専門相談員の資格があると福祉用品の購入やレンタルなどの相談が受けられる

高齢者向けの便利屋事業を展開していると、福祉用品に関する話もでてくることでしょう。

たとえば、

「使いやすい介護ベッドが欲しい」
「足が悪いので手すりを福祉用具から探して欲しい」
「車いすが古くて使いにくい」
などです。

内容によっては便利屋でもすぐに対応は可能ですが、日常生活や機能訓練に関する福祉用具であれば専門的知識が必要となります。

そこで、便利屋が福祉用具の知識をプラスワンで持っていると、高齢者の悩みを即時解決へと導けるでしょう。

すぐには必要ありませんが、需要があると判断したら、「福祉用具専門相談員」の資格取得を目指しても良いかもしれません。

高齢者向け便利屋開業する方法は主に3つ

ここまで、高齢者向け便利屋サービスを解説してきました。これから便利屋を開業したいと検討している方もいるのではないでしょうか。

一からはじめる高齢者向け便利屋サービスの開業方法は主に3つになります。

・便利屋フランチャイズを利用して開業する
・介護資格などを活用して開業する
・個人事業として一から開業する
便利屋フランチャイズを利用して開業する

これから便利屋開業するにあたり、まったく知識がなくて不安な方はフランチャイズを利用して開業する方法があります。

フランチャイズとは、便利屋事業のノウハウを受けたり技術の習得をしたり、集客を手伝ってもらったりする組織です。

一からすべてはじめるというより、サポートを受けながら開業と運営をしていくことになります。そのため、便利屋のことをしっかり学んでから開業したい方や、ビジネスが初めてで自信がない人などにおすすめです。

ただし、入会金がかかることや毎月のロイヤリティを支払うデメリットがあります。しかしながら、入会金を分割できるプランもあるため、資金面のサポートを上手に活用することで加盟が可能となります。

関連記事:【便利屋フランチャイズオススメ5選】必要資金やサポート体制を徹底比較!

介護資格などを活用して開業する

「介護タクシー」や「デイサービス」などですでに活躍している人が、プラスとして便利屋を開業する方法もあります。

介護タクシーであれば、病院の付き添いや薬の受け取り、日用品の買い物代行を行うなど介護保険適用外でも仕事を受けられるでしょう。

また、介護タクシーを運営している方であれば、救援事業(便利屋タクシー)として仕事の幅が広げられます。

介護業界の資格や経験を活かして便利屋開業をすることで、他の便利屋との差別化もできるでしょう。

すべて1から個人開業ではじめる

介護資格や経験がなくフランチャイズを利用したくない方は、個人事業主として開業することになります。

開業資金が必要最低限でおさまるため、開業資金がない方やビジネスの経験者であれば、個人開業の選択肢もあります。

ただし、費用面でメリットがある一方で、働きながらホームページやチラシなどから集客したり知識や経験も徐々に身につける必要があるでしょう。

準備などの初期段階においていろいろやることもあるため、軌道に乗るまで時間を要するかもしれません。

ビジネス経験者であったり、便利屋や介護業界に知り合いがいたりなど、経験や環境がないと厳しいスタートになるでしょう。

全く一からの初心者の方には、あまりおすすめできない開業方法です。

関連記事:【便利屋開業の流れ】必要な手続きと初期費用を解説!個人事業とフランチャイズ開業の違いとは

高齢者のお助けサービスとして便利屋は活躍できる

高齢者向けサービス

高齢者のお助けサービスは、便利屋事業との相性が非常に良いと言えます。

高齢化が急速に進むにつれて、便利屋を開業しようとする人が増えている現状です。

実は、便利屋開業はそこまで難しくもなく特別な資格も必要ありません。ゆえにライバルが増えやすい業種でもあります。

現状は高齢者をサポートする人手が足りておらず、さらには介護職も手が一杯な状態です。ぜひ、便利屋として社会貢献してみてはいかがでしょうか?

関連記事:便利屋で稼ぐための集客のやり方を解説!開業3か月で月収100万円の成功事例も紹介

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